初めての歯周病
ご存知ですか?
スウェーデンでは40年に渡り国全体の規模で歯周病予防プログラムを実施し、80歳時に残っている歯の本数が20本です。
(※日本では80歳時の歯は12本が平均)
歯周病とは?
歯周病は『歯を失う理由NO.1』です。
歯周病とは、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気です。よく聞く「歯槽膿漏(しそうのうろう)」とは同じ意味です。
現在30歳以上の人の8割りが歯周病にかかっていると言われております。
歯周病は人類史上、最も感染者の多い感染症としてギネスにも載っています。
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歯周病の進行の流れ
軽度歯周病

- 歯周ポケット3mm以内で、歯槽骨の破壊が起こってない状態の場合は、ほとんどが完治します。
- 歯周炎では、プラークや少量の歯石がたまり、歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れたり、出血したりします。この状態が進むと歯周病へ移行していきます。
中度歯周病

- 歯周ポケット4〜5mmで、歯の破壊(歯の根を支えている骨が溶けている)が起こっている状態です。
- 歯周炎や軽度に比べ、歯ぐきの腫れ・出血・膿が出る事があります。
- 歯や根には、多量のプラークや歯石が付着しています。
重度歯周病

- 歯周ポケットが6mm以上で、歯槽骨の破壊がかなり進んでいる状態です。
- 重度歯周病では、歯や根には多量のプラークや歯石が付着し、歯周組織の破壊が相当進んでいる。
- 支えを失ったは、前後左右に揺れるばかりではなく、上下にも揺れます。
歯周病セルフチェック
- 歯ぐきに赤く腫れた箇所がある
- 口臭が少しきになる
- 歯ぐきが痩せてきたいみたい
- 歯と歯の間にモノがつまりやすい
- 歯磨き後、歯ブラシに血が付いたり、すすいだ水に血が混じる
- 歯と歯の間の歯ぐきがうっ血してブヨブヨしている
- 歯が浮いた感じがする
- 指で触ると歯が少しグラつく
- 歯ぐきから膿が出たことがある
判定
- チェックが0個
これからも歯磨きを心掛け、少なくとも1年に1回は歯科検診を受けましょう。 - チェックが1〜2個
歯周病予備軍。まずは歯磨きの仕方を見直しましょう。念のため歯科医院で確認しましょう。 - チェックが3〜5個以上
初期あるいは中度歯周病の可能性があります。早めに歯科医師に相談しましょう。
治療の流れ
- 1回目細菌検査(位相差顕微鏡検査)
- 2回目プラークコントロール(ブラッシング指導と生活指導)
- 3回目歯周病検査(レントゲン/歯周病検査)
- 4〜9回目歯周病治療(SPR/PMTC)
- 10回目歯周病検査
- 歯の土台の状態を改善させた後、本格的な虫歯の治療に入っていきます。